2013/12/09

忍び寄るクラミジア

■増える感染者

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 「クラミジア」は、性感染症(STD)の1つで、「クラミジア・トラコマチス」という病原体に感染して起こります。感染者数は、図1のように年々増えています。特に、10歳代後半〜20歳代の若い女性に多くみられるのが特徴です。
 クラミジアは、感染しても自覚症状がほとんど現れないことが特徴です。そのため、早期に受診し、治療を受ける人が少なく、男性も女性も、「自分が感染源である」という自覚がないまま、パートナーにうつし、感染が拡大していきます。

性器クラミジア感染症とは|STD研究所 性病についてのお悩み解決サイト



■感染が引き起こす病気

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 女性の場合、クラミジアの病原体は、まず子宮頚管に感染します。感染に気がつかないまま放置すると、子宮体部、卵管、卵巣周辺、骨盤内、腹腔上部へと感染が広がり病気の原因になります。
 男性の場合も、早期に治療を受けずに放置すると、「精巣上体炎」を起こして、男性不妊になることがあります。
 また、クラミジアに感染すると、性器周辺の細胞が傷つけられ、他の病原体に感染しやすい状態になるため、HIVに感染する確率が高まるという報告があります。



■検査と治療

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 クラミジアの検査は、女性の場合、子宮頚管や膣の分泌物を調べたり、血液検査で抗体を調べたりします。男性の場合は、尿道の分泌物か尿で検査します。
 クラミジアは、感染すると治療をしないかぎり治りません。治療には、抗菌薬が用いられます。治療で大切なのは、「治ったかどうかを確認するため、再検査を受ける」「必ずパートナーと一緒に治療を受ける」ことです。なお、卵管や卵巣などに癒着が起きている場合は、その治療が必要になります。



■予防法

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 クラミジアに限らず性感染症を予防するためには、「性感染症に関する正しい知識をもつ」「コンドームの使用を徹底する」ことです。また、感染の拡大を防ぐためには、「早期発見、早期治療に努める」「パートナーも同時に治療する」ことが大切です。
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2013/12/09

増えている「クラミジア感染症」

■クラミジアとは?

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最近、性感染症が増えています。その中で「性器クラミジア感染症」は、現在最も多いとされている性感染症です。特に10歳代後半から20歳代前半の女性に多く、クラミジアに感染している女性は、男性の2.4倍にも上るといわれています。
 クラミジア感染症とは、「クラミジア・トラコマチス」という病原体に感染して起こる病気です。女性の場合は子宮頚管から、男性は尿道から感染します。男性の場合、尿によってクラミジアが洗い流されることが多いため、女性に比べて感染しにくくなります。

■感染しても症状が出にくい

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クラミジアに感染すると、男性では「排尿痛、白または黄色の分泌物」、女性では「おりものが多くなる、軽い下腹痛、性交痛、内診痛」などが現れることがあります。しかし、女性の多くの場合は無症状で、知らないうちに病状が進行し、さまざまな病気を引き起こします。
 子宮から感染したクラミジアは、まず「子宮頚管炎」を起こし、「子宮内膜炎」「卵管炎」と進行します。クラミジアが骨盤腔に達すると(骨盤内感染症)、「上腹部炎症」を起こすこともあり、骨盤内で炎症を繰り返すと、次第に卵管の周辺臓器が癒着してきます。さらに、卵管が狭くなって「子宮外妊娠」の原因となったり、「卵管閉塞症(卵管が詰まりやすくなる)」、「卵管留水症(炎症に伴う滲出液がたまる)」などが起こります。また、妊娠中にクラミジアに感染していると、早産の一因にもなるといわれていますし、出産のときに、産道で子どもにもクラミジアが感染することもあります。(産道感染)。 
 クラミジアに感染しているかどうかは、医療機関や保健所で調べられます。近頃は妊娠中にクラミジア感染の有無を調べる医療機関も増えています。前述の症状のある場合や、感染した可能性のある場合には、できるだけ早い時期に調べるほうがよいでしょう。

■治療

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クラミジアの治療は、早期であれば抗菌薬を2週間ほど服用することで治ります。妊娠している場合でも、胎児に影響のない抗菌薬を服用することで、治療は可能です。また、生まれてきた子どもがクラミジアに感染していた場合も、治療できます。
 治療後には、再度検査を受けて、必ず治癒したことを確認してください。また、クラミジアは性行為によって感染しますから、パートナーも一緒に検査を受けるようにしましょう。クラミジアの根絶には、パートナーの理解と協力が絶対に必要です。


クラミジア感染症


■予防のために

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クラミジアをはじめとする性感染症は、予防が最も大切です。予防のためにはコンドームを使用して、セーフティセックスを心がけましょう。ただし、性感染症のなかには性器ヘルペスや尖形コンジロームのように、コンドームを使っていても感染するものもあります。また、不特定多数との性交渉を繰り返していると、性感染症にかかる可能性も高くなります。女性の場合、男性よりも性感染症にかかりやすく、しかも妊娠や出産に関するリスクも高くなるので、十分注意しましょう。



12~15歳の女子がクラミジア感染症に!性感染症が低年齢化する―オーストラリア - Ameba News [アメーバニュース]

2013/10/14

クラミジア、感染が引き起こす病気

女性の場合、クラミジアの病原体は、まず子宮頚管に感染します。感染に気がつかないまま放置すると、子宮体部、卵管、卵巣周辺、骨盤内、腹腔上部へと感染が広がり、図3のような病気の原因になります。
 男性の場合も、早期に治療を受けずに放置すると、「精巣上体炎」を起こして、男性不妊になることがあります。
 また、クラミジアに感染すると、性器周辺の細胞が傷つけられ、他の病原体に感染しやすい状態になるため、HIVに感染する確率が高まるという報告があります。


■検査と治療

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 クラミジアの検査は、女性の場合、子宮頚管や膣の分泌物を調べたり、血液検査で抗体を調べたりします。男性の場合は、尿道の分泌物か尿で検査します。
 クラミジアは、感染すると治療をしないかぎり治りません。治療には、抗菌薬が用いられます(図4)。治療で大切なのは、「治ったかどうかを確認するため、再検査を受ける」「必ずパートナーと一緒に治療を受ける」ことです。なお、卵管や卵巣などに癒着が起きている場合は、その治療が必要になります。



■予防法

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 クラミジアに限らず性感染症を予防するためには、「性感染症に関する正しい知識をもつ」「コンドームの使用を徹底する」ことです。また、感染の拡大を防ぐためには、「早期発見、早期治療に努める」「パートナーも同時に治療する」ことが大切です。