2013/12/10

脂肪肝の原因

■脂肪肝とは

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脂肪肝」とは、肝臓の細胞に脂肪がたまる病気です。肝臓の30%以上を脂肪が占める状態を、一般に「脂肪肝」といいます。脂肪肝自体は、命にかかわるような病気ではありません。しかし、脂肪がたまり過ぎると、肝臓の働きが悪くなり、肝臓の細胞が破壊され、ほうっておくと「肝硬変」に進行する可能性もあります。
 肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれるように、肝臓の70%以上を脂肪が占める重症の場合でも、自覚症状はほとんどありません。肝臓には知覚神経がないうえ、肝臓の機能には余力があるため、多少障害が起きても症状が現れないのです。ただし、脂肪肝によって、肝臓が著しく肥大してくると、肝臓の辺りに重苦しさや鈍痛を感じたり、全身に倦怠感が起こることがあります。


■原因

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私たちが食べた物は、胃で消化され、小腸へ送られます。小腸で、たんぱく質は「アミノ酸」に、糖質は「ブドウ糖」に、脂肪は「脂肪酸とグリセリン」に分解され、吸収されます。これらは肝臓に運ばれ、体が吸収しやすいようにつくり変えられますが、肝臓に送られてくる脂肪酸やブドウ糖の量が多くなりすぎると、肝臓内に中性脂肪として蓄えられます。そして、中性脂肪の量が多くなりすぎると脂肪肝になります。肝臓に中性脂肪が増加する主な原因は、「過食や運動不足による肥満、糖尿病、アルコールのとり過ぎ」です。

脂肪肝の原因




■アルコールと脂肪肝

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アルコールは肝臓で分解され、その分解物から脂肪酸が合成されます。アルコールを長期間、多量に飲みつづけると、脂肪酸が増えて中性脂肪に合成されて、肝臓にたまっていきます。脂肪肝になるかどうかは、飲酒量と飲酒歴が問題になります。毎日、日本酒約5合相当のアルコールを10年以上飲み続けている「大酒家」の場合、かなりの確率で脂肪肝が起こります。また、毎日、日本酒約3合相当のアルコールを5年以上飲み続けている「常習飲酒家」も、脂肪肝が起こるのに十分な飲酒量といえます。一方、宴会などの機会があれば飲む人で、1週間に日本酒約2合相当の「機会飲酒家」であれば、脂肪肝の心配はほとんどありません。

頑張った肝臓の疲れに注意

■日常生活の注意

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食事では、脂肪を減らすだけではなく、摂取エネルギー量が過剰にならないようにしなければなりません。「食事の量を適性にする、禁酒する」などに注意しましょう。
 運動は消費エネルギー量を増やすのに役立ちます。また、消費エネルギー量が摂取エネルギー量を上回る場合は、不足分を補うために、脂肪組織や肝臓に蓄えられている脂肪がエネルギーとして利用されるので、運動は脂肪肝の改善にもつながります。消費エネルギー量を増やすためには、歩く機会を増やすだけでも十分な効果が期待できます。
 また、アルコールを飲む際は、「飲み過ぎない、いろいろな種類のお酒を飲まない、急激に摂取しない、つまみを食べながら飲む」といった点に注意しましょう。1日の飲酒量は、日本酒2合相当以下にし、週に2日は「休肝日」を設けることも大切です。

肝脂肪を撃退!: 脂肪肝を減らす
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