2013/12/12

ウイルスのキャリアだとわかった場合

■肝炎ウイルスのキャリアとは

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 「肝炎」の約9割は、肝炎ウイルスに感染して起きる「ウイルス性肝炎」です。ウイルスに感染すると、免疫の働きによってウイルスを排除しようとしますが、ウイルスを排除しきれず、ウイルスが体の中に残っている人を、ウイルスの「キャリア」と言います。キャリアになると、一部の人は「慢性肝炎」を発病し、これを治療せずに放置すると、やがて「肝硬変」や「肝がん」に進行することもあります。
 数種類ある肝炎ウイルスのなかでも、「慢性肝炎」を引き起こすのは、ほとんどがB型とC型のウイルスです。

急性肝炎の症状|気づかずB型肝炎のキャリアになる危険性も


■キャリアかどうかを調べる検査

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 肝炎ウイルスのキャリアかどうかは、血液によるウイルス検査でわかります。肝機能の異常を指摘されていない人も、ぜひ一度はウイルスの検査を受けて、確認しておくことが大切です。特に、C型肝炎の場合、感染原因が不明の場合が多く、感染してキャリアになっていても気がつかずにいる人が多いと言われているので、厚生労働省では、図1にあげた人を中心に、ウイルス検査を積極的に受けるよう呼びかけています。
 B型肝炎ウイルスの検査では、「HBs抗原」や「HBV‐DNA」を、C型肝炎ウイルスの検査では、「HCV抗体」や「HCV‐RNA」を調べます。
B型肝炎・キャリアの方が日常生活で気をつけること


■キャリアと診断されたら

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 このような検査でキャリアと判定されても、すぐに治療が必要なわけではありません。肝炎が起きていないのに治療を開始すると、体の免疫機構が目覚めて、かえって慢性肝炎になるのを早める危険性があるからです。
 慢性肝炎の発病は、肝機能検査のなかでも、ALTの値の変化で判断できるので、キャリアと診断された人は、定期的に肝臓の専門医を受診し、肝機能検査を受けることが大切です
肝臓疾患に関しての院長の資料|医院からのお知らせ
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