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2013/12/12

お酒と上手につき合う方法

●肝臓の働きはアルコールの分解だけではない

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 肝臓というと、アルコールを分解してくれる臓器というイメージが強いと思いますが、その他にも様々な働きを持っています。
 まず1つめの大きな働きは、“栄養の加工”です。私たちが食べた物に含まれる栄養は、胃や腸で消化吸収されて肝臓に送られてきますが、この時点では体の役に立つ栄養ではありません。これらの栄養が肝臓で作り替えられて初めて私たちの体に役立つ栄養になります。そして2つめの働きは、“栄養の貯蔵”です。肝臓で加工された栄養は血液に乗って全身に運ばれていきますが、この栄養が余っている時は肝臓に貯蔵されて、必要になったら血液へ送り出されます。3つめの働きは“排泄”です。体の中でいらなくなった老廃物、血液のゴミなどが肝臓に集められ、胆汁などに作り変えられて腸へ流されます。4つめは“解毒”です。有害なものが肝臓に入ってきたときに、それらを分解し、無害なものに変えます。アルコールが分解されるのも、この解毒作用によるものです。つまり、アルコールは肝臓にとっては“毒”ということになります。



●お酒を飲み過ぎると脂肪肝や肝硬変に

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 アルコールは肝臓で分解される過程で、“アセトアルデヒド”という物質に変わります。アセトアルデヒドはアルコールに比べて毒性が強く、アルコールをたくさん飲むと、分解しきれずに体に広がって悪影響を及ぼします。アセトアルデヒドは、肝臓の細胞を破壊するだけではなく、例えば脳に行った場合は頭痛や吐き気を引き起こし、悪酔いの原因になります。
 肝臓は再生力が強いので、アルコールの量が少なければ、肝細胞が破壊されても再び元に戻りますが、続けて大量に飲むと元に戻りにくくなります。この肝臓は“脂肪肝”と呼ばれている状態で、脂肪肝は肝臓の機能を低下させます。脂肪肝というと、脂分が多い食べ物の食べ過ぎが原因で起こるイメージが強いと思いますが、アルコールでも起こります。どちらも、摂取をやめれば肝臓は元に戻りますが、アルコールの場合は、長期間、大量に飲み続けると、肝硬変になってしまいます。ここまで変化すると手遅れで、アルコールをやめても肝臓は元に戻りません。

アルコール性肝臓障害について


●お酒の上手な飲み方

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 肝臓のことを考えた場合、飲んでいい量の上限は日本酒ならば1日2合まで、ビールは大ビン2本、ウイスキーはダブル2杯、焼酎のお湯割りならば2杯分、ワインはグラス4杯分が上限の目安です。日本酒1合のアルコールが分解されるのに必要な時間は、日本人の成人の場合、4時間ほどと言われています。つまり、夜の7時から3合飲んだとすると、全てのアルコールが分解されるのは、翌朝の7時ということになります。肝臓はアルコールの分解だけを行っている臓器ではありません。1日の半分をアルコールの分解に費やしていると、肝臓が疲れてしまいます。2合であれば、寝ている間になんとか分解されるので、次の日には肝臓はきちんと働くことができます。但し、お酒が弱い人、肝臓が悪い人は2合よりも少なめにした方が良いでしょう。また、女性は男性に比べるとアルコールの分解する力が弱いので注意しましょう。
 更に、週に2日の休肝日をとることが大切です。アルコールの障害を受けた肝臓が元に戻るには、連続2日は休肝日が必要なのです。
 また、お酒を飲むとき、少しでも肝臓をいたわるために、おつまみにも気を使うと良いでしょう。おすすめは、魚の刺身、レバー、枝豆、生ガキなどです。魚は良質なたんぱく質を含んでいるので、障害を受けた肝臓の修復に役立ちます。特に、青い背の魚はおすすめで、脂肪分に抗酸化作用があるので肝細胞が壊れるのを防ぎます。
 レバーはビタミンの宝庫です。ビタミンは肝臓の様々な酵素の働きを助けてくれます。ただし、食べすぎには注意しましょう。また、肝炎にかかっている方は、鉄が肝臓を悪くする可能性があると言われているので、鉄分の多いレバーは食べ過ぎない方が良いでしょう。枝豆や大豆などは、肝臓の再生に役立つアミノ酸が豊富です。特に大豆に含まれるレシチンは脂肪肝を防ぎ、枝豆にはビタミンCも豊富なので、アルコールの分解を促進し肝臓を守ってくれます。カキはタウリンがとても多い食品で、肝細胞を守る働きがあります。

肝臓入門講座|みんなの肝臓|


●ハツラツ問答

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question

お酒は鍛えれば強くなる?

Answer
 アルコールを飲み続けていると、通常アルコールを分解するときに働いている酵素以外の酵素が手助けをしてくれるようになります。すると、代謝のスピードがわずかに早くなります。アルコールに強くなったと感じがちですが、それは錯覚で実際は変わっていません。というのは、お酒を飲みつづけていると、最初はわずかなアルコールでも“酔った”と感じていた脳が、段々慣れてきて、よりたくさん飲まないと酔ったと感じなくなるのです。肝臓のアルコール代謝機能は変わっていません。つまり、脳が鈍感になっているだけで、お酒に強くなったというわけではないということです。お酒が弱い、強いというのは、遺伝で決まっている酵素の力なので、それを変えることは難しいと思います。


question

お酒の良い点は?

Answer
 貝原益軒が江戸時代に書かれた「養生訓」の中には、“アルコールは薬にも毒にもなる。適量を飲めば長生きする”とあります。最近の研究で、1日に1合以内のごく少量を飲む方は、ストレスがうまく発散できたり、血流が良くなったりして、生物学的な年齢が5%若くなるというデータが得られています。例えば、40歳の方であれば、38歳くらいの体の機能を保てるということです。お酒は毒だと言われていましたが、飲む量をごくわずかにすれば、確かに良い面もあります。但し、少量のお酒でもやはり休肝日はとった方が良いでしょう。
アルコールと肝臓病|e-ヘルスネット[情報提供]




question

二日酔いの良い解消法は?

Answer
 アルコールを飲むと、頻繁にトイレに行きたくなりますが、このとき体は脱水状態になっています。また、普段おとなしい人が元気になったりもしますが、細胞も同じように活発に活動するようになります。すると、エネルギーになる糖分を使い切ってしまい、身体が低血糖状態になります。また、アルコールの代謝の過程で酢酸が作られ、体内が酸性に傾いてしまいます。こういったことが脳に影響を与え、頭痛、吐き気などの“二日酔い”を引き起こすのです。二日酔いは病院に行って点滴を打ってもらえばすぐに治りますが、それができない方は、糖分、水分、そしてアルカリ性のものを補うことが重要になります。スポーツドリンクはこれらを全て含んでいるのでおすすめです。

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