2014/01/20

「家族がアルツハイマー病になったら」〜始まりのサイン〜

もの忘れは痴ほうのサイン、と思っている人も多いでしょう。しかし、単なる老化でも、もの忘れは起こりますし、もの忘れが起こる前に、痴ほうのサインが現れることもあるのです

■アルツハイマー病とは

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 お年寄りに現れる「痴ほう」の原因の約8割を占めるのが、「アルツハイマー病」と「脳血管障害」です。アルツハイマー病は、何らかの理由で脳の神経細胞が次第に減っていき、脳がいしゅくして記憶や感情などに障害が現れる病気です。年をとれば誰でも多少は脳がいしゅくしますが、アルツハイマー病の患者さんでは、いしゅくの程度が強く、進行も早いという特徴があります。
 脳血管障害は、生活習慣を改善すれば、ある程度リスクを減らすことができますが、アルツハイマー病は、現在のところ原因がよくわかっていないため、残念ながら決め手となるような予防の手立てがありません。



■症状と始まりのサイン

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「中核症状」は、誰にでも必ず起こる症状です。これに対して、「周辺症状」は、病気の進行に伴って起こってくるもので、患者さんによっては起こらないこともあります。
 しかし、アルツハイマー病の場合、こういった痴ほうの症状が起こる前に、「家事がうまくできない、仕事のミスが増える、元気がなくなる、短気になる、体の不調を訴える」といったサインが現れていることがあります。これらの症状は、老化で起こる症状とよく似ているため、見逃してしまうことも少なくありません。
 数か月から半年くらいの間にこうした症状がいくつか現れ、それがいつまでも回復しない場合には、アルツハイマー病の初期症状である可能性があるので、精神科、神経内科、心療内科などを受診してください。



■検査

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 受診すると、まず、家族の人も含めて、いつからどのような症状が現れたのかを尋ねる「問診」が行われ、次に症状を確かめるため、検査が行われます。
 これらのテストでアルツハイマー病が疑われる場合には、日を改めて、「心理テスト」のほか、脳の形の変化や、脳のどの部分がどの程度機能しているかを調べる「画像検査」が行われます。

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