2014/06/17

「のど・声の障害」〜食べ物が飲み込みにくい場合には〜

声がかれ、食事が飲み込みにくい。えん下障害といわれた。対処法は?
(73歳 男性 ご本人からの相談)


Answer

●原因
 きちんと検査しなければはっきりとは分りませんが、物が飲み込みにくくむせるということで、声帯のいしゅくが原因ではないかと思います。
 食べ物は口を通って食道に行きますが、このとき声帯は食べ物が気管の方に行かないように締まります。声帯が締まることで、食べ物をはね返すことができ、むせないようになっています。
 しかし、声帯自体がやせてしまうと締まりが悪くなり声もかすれます。これがやせている証拠です。このようにやせて溝ができると透き間ができ、水もののように流れるのが速い食べ物などは気管に入ってむせてしまうことがあります。



●対処法

 声帯の締まりをよくするための工夫がいくつかあります。
 ひとつは体に力を入れて発声することです。すると、のどが締まってきますので誤いんが少なくなります。二つ目は、物を飲み込むときにご自分に合った姿勢を見つけることです。一般的に体を後ろに60度くらいに倒した姿勢が良いとされていますが、個人差がありますので、少し左を向いてみたり、右を向いてみたりといろいろ試してみてください。
 食事の工夫としては、食べ物にとろみをつけるということです。とろみのあるものはゆっくりと進んでいきますから、えん下中枢から出る「食べ物がきたから声帯を締めろ」という命令が追いつき、誤いんを防ぐことができます。
 声帯がやせてくるのは必ずしも老化による現象ではなく若い人でも見られます。これらの対処を行えばだいたい良くなっていくと思いますが、今後食べ物が通りにくくなったというような症状が付加されたら、内視鏡にたんのうな耳鼻科で診てもらった方がいいと思います。最終的には手術という方法もあります。まず、何が原因でどこが悪いのかということを検査してもらってください。
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