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2013/10/11

生体リズム健康法

■生体リズムとは?

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私たち生物の体内のさまざまな働きには、周期的な変動があり、この変動のリズムを「生体リズム」といいます。生体リズムには、90分、24時間、1週間、1か月、1年など、いくつかの周期パターンが挙げられますが、なかでも中心になっているのは、24時間の周期で、これを「日内変動(サーカディアンリズム)」と呼んでいます。日内変動を示す代表例としては、「睡眠−覚醒のリズム」や、「体温、心拍数、血圧の変動」といった自律神経系の働きなどがあります。
 生体リズムは、脳にある「生体時計(体内時計)」によってコントロールされており(図1)、生体時計の基本的なリズムは、1日が25時間で刻まれています。通常、私たちは、「光」や「食事」、「温度、音、明暗、寒暖」などの環境、「家庭、学校、職場」など社会的環境、「時刻の認知」、脳の松果体から出る「メラトニン」というホルモンなど、リズムを整える因子(同調因子)を手がかりに、毎日25時間を24時間に調整し直しています。 図1 生体リズムの仕組み
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図1 生体リズムの仕組み
脳の視床下部にある「視交叉上核」が体内時計の役割を担っている。
■生体リズムと生活

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現代人の生活は、一般に「夜型」になりやすい傾向があります。しかし、昼型の人が夜型の生活をしていると、生体時計が乱され、睡眠−覚醒のリズムだけでなく、生活全体のリズムが乱れてしまいます。その結果、「食欲不振、疲労感、頭痛、めまい」などの症状が現れたり、自律神経の乱れから「便秘、下痢」などが起こることもあります。また、免疫力の低下から「感染症にかかりやすくなる」こともあるといわれています。ですから、自分の生体リズムを乱さないように生活することが、健康を保つうえで大切になります。
■病気と生体リズム

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病気のなかには、発症と生体リズムに関連の見られるものがあります。例えば、脳梗塞や心筋梗塞が起こりやすいのは、「朝、月曜日、月の初め、冬」といわれています(図2)。特に、虚血性心疾患などは、朝に集中して起こりやすく、そのため、「朝の魔の時間帯」と呼ばれています。これは、朝は、急激に、身体的活動量や精神的活動量が増加するため、心臓に過剰な負担がかかるからだと考えられています。
 また、最近は、疾病と生体リズムに関する研究が徐々に進み、患者さんの日内変動のリズムを、薬の服用など治療面に生かそうという試みも始まっています。例えば、高血圧では、血圧が高くなる時間帯によって、「昼間型」「昼夜型」「夜型」の3タイプに分けることができますが、高血圧の状態やそのタイプを考慮して、薬の種類や量、服用するタイミングなどを変えると、より効果的な治療が行えると考えられています。 図2 1日の血圧変動
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図2 1週間の血圧変動
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図2 1年の血圧変動
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図2 血圧の変動
「昼間、月曜日、冬」に、血圧が高くなる。

■日常生活の工夫

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生体リズムを維持するためには、「朝、明るい自然の光を30分以上浴びる、食事をきちんととる、起床・就寝時間を規則的にする、決まった時刻に散歩やウオーキングをする、時刻を時々確認する」などの習慣を日常生活に取り入れましょう。また、音や明るさなどで、昼夜のメリハリをつけることも生体リズムの調整に役立ちます(図3)。
 健康な人では、生体リズムはさまざまな同調因子によって、毎日、24時間に正しく調整されているので、それほど神経質になる必要はありませんが、何らかの病気や病気の素因のある人が、生体リズムに気をつけた生活を送ると、生活の質を高めたり、病気の発症や病気の悪化を防ぐことに役立ちます。


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