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2014/08/01

御用心!しつこいせき、たん 気道感染症

「気道感染症」は、のどや気管、気管支、肺などの「気道」にウイルスや細菌が感染して起こり、せきやたん、鼻水といった症状が現れます。「かぜ」と軽く考えがちですが、こじらせると、肺炎などが起こるので、注意が必要です。
 



■気道感染症とは

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「気道感染症」とは、空気の通り道である気道にウイルスや細菌などが感染して、炎症が起きる病気です。鼻腔から喉頭までの「上気道」に感染が起こると、「くしゃみや鼻水、のどの痛み」などが起こります。喉頭より下の気管、気管支などの「下気道」に感染が広がると「たんやせき」が出るようになり、ひどくなると、気管支炎や肺炎が起こります。
 気道感染症の8〜9割はウイルス感染が原因で、これがいわゆる「かぜ」です。残りの1〜2割が細菌感染によるものです。今回は、細菌性の気道感染症を取り上げます。




■症状の特徴

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細菌には「肺炎球菌、インフルエンザ菌」などの一般細菌と、「マイコプラズマ、クラミジア」などの特殊細菌があります。
 一般細菌が原因で起こる気道感染症は、急に発熱して症状が重くなる特徴があります。膿性のたんを伴う湿ったせきが起こり、いわゆる「かぜをこじらせた状態」になります。中耳炎や副鼻腔炎、肺炎などを起こすこともあります。一般細菌への感染は、多くの場合、ウイルス感染の後に起こる「二次感染」によって起こります。
 一方、特殊細菌が原因で起こる気道感染症は、一般細菌が原因で起こる場合に比べ、症状は軽いことが多く、高熱になることはほとんどありません。しかし、じわじわと症状が進行するため、「体がだるい、のどが痛い、夜になるとせきがひどくなる、乾いたせきがなかなか治まらない」などの特徴があります。特殊細菌への感染は、「一次感染」によるものが多くなります。
 ウイルス感染による気道感染症の場合、症状は通常4〜5日、長くても10日ほどで治まります。これは、体内で抗体がつくられ、ウイルスを排除するためです。これに対して、せきやたんなどの症状が10日以上続く場合は、細菌による気道感染症が強く疑われます。




■治療

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細菌性の気道感染症は、抗菌薬による治療が中心になります。原因菌により、効果のある薬は異なりますが、原因菌を特定するには時間がかかるため、実際には、症状などから疑わしい菌を推測して処方薬を決めます。場合により、たんなどを採取し、原因菌を特定する検査を行うこともあります。 一般細菌が原因の場合は、細菌の細胞壁の合成を阻害する「セフェム系」や「ペニシリン系」の抗菌薬を使用します。どちらも副作用が少なく、広く使われています。細菌の細胞内のDNAやRNAの合成を阻害する「ニューキノロン系」の抗菌薬は、一般細菌、特殊細菌を問わず使用されます。また、細胞がたんぱく質を合成するのを阻害する「マクロライド系」や「テトラサイクリン系」の抗菌薬は、特殊細菌や、一部の一般細菌に使用されます。
 通常、セフェム系、ペニシリン系の抗菌薬は約4〜7日間、ニューキノロン系、マクロライド系、テトラサイクリン系の抗菌薬は約2週間服用します。抗菌薬を服用し始めると、3〜4日で症状が緩和されるため、薬の服用をやめる患者さんが多くいますが、特に、特殊細菌の感染症では、そこで服用をやめると、半分以上の人が再発します。1週間の服用でやめても、約3割は再発します。抗菌薬の服用期間に関しては、必ず医師の指示に従いましょう。

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