2014/08/12

がん早期発見・これだけは知っておきたい/“肺がん”が気になる方へ

■胸部エックス線検査と喀痰(かくたん)細胞診

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 肺がんは、がんが発生した部位によって「中心型肺がん」と「末梢型肺がん」に分けられます。肺の入り口付近にできる中心型肺がんは、「せき、痰、血痰」などの症状が早い時期から現れるのですが、肺の奥にできる末梢型肺がんは、早期の段階ではほとんど症状はありません。そのため、症状の有無にかかわらず、定期的に肺がん検診を受けることが重要です。
 肺がん検診では、一般に「胸部エックス線検査」と「喀痰(かくたん)細胞診」の2つの検査が行われます。胸部エックス線検査は、末梢型肺がんの発見に効果的ですが、心臓や背骨などに隠れてしまう中心型肺がんの早期発見には不向きです。一方、喀痰細胞診は、たんのでやすい中心型肺がんの発見には効果的ですが、末梢型肺がんの診断には向きません。こうしたことから、両方の検査を受けると、それぞれの検査の弱点が互いに補完されて、肺がんの早期発見につながると考えられます。



■初期の発見を可能にする“らせんCT”

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 最近、「CT(コンピュータ断層撮影)検査」を応用した「らせんCT」という検査方法が行なわれるようになっています。エックス線を照射する「管球」をらせん状に回転させることで、肺を輪切りにした画像を連続して撮影するものです。これにより、胸部エックス線検査では診断できない小さながんや、心臓や血管に隠れてしまう位置のがんも発見できるようになりました。また、最近では、さらに進化した「マルチスライスCT」が開発され、より精度の高い画像を、より速く撮影できようになっています。
 肺がんのリスクが高い人は、こうした検査を定期的に受け、早期発見に努めることが大切です。
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