2014/10/05

大丈夫ですか?あなたの心臓?心筋こうそくを防ぐ生活法?

●心筋こうそくとは…

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 心筋こうそくというのは、心臓へ酸素を送る血管がつまって心臓が突然働かなくなり、多くの場合、死につながってしまう病気です。この心筋こうそくには、なりやすい性格、行動パターンがあることが分かっています。それは、何事にも積極的に取り組む人です。これは、アメリカで研究・発表されたデータですが、“A型人間が心筋こうそくになりやすい”と言われています。このA型人間というのは、血液型のことではなく、Angry(怒りっぽい)、Ambitious(野心的)、Aggressive(攻撃的)というような性格の持ち主のことを言います(図1参照)。具体的には、“早口・早食い”、“短期・せっかち”、“用心深い”、“出世したい”、“闘争心が強い”、“負けず嫌い”、“責任感が強い”、“目標に向けがんばる”というような人です。こうした性格や行動パターンの人は、ストレスをためやすいという特徴があります。ストレスがたまると自律神経やホルモンの働きが過剰になるために、心拍数や血圧が上がりやすく、心臓に負担がかかってしまうのです。“責任感が強い”とか、“目標に向けてがんばる”ということは良いことだとは思いますが、時々はゆっくりして気分転換をすることが大切です。



●生活習慣を改めて心筋こうそくを予防しよう

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 心臓の大きさは大体握りこぶしくらいで、重さはわずか200〜300gしかありませんが、1日に10万回も拍動し、送り出される血液の量はおよそ1万リットルにもなります。このような重労働をしている心臓ですが、心臓自身が必要な酸素や栄養分は、心臓の中を流れている血液からもらっている訳ではありません。心臓の表面を冠状に覆っている、冠動脈(かんどうみゃく)が動脈から大量の血液を受け取って心臓の筋肉に送っているのです。そして、心臓は他の臓器の比較にならないほど激しく酸素を消費しています。
ですから、この冠動脈の流れが悪くなったり、つまったりすると様々な障害が現れます。
 血液中にコレステロールが増えると、冠動脈の内側にコレステロールがたまり、動脈硬化が進みます。血管が狭くなり、血液の流れが悪くなって心臓の筋肉まで十分に血液が行き渡らなくなります。この状態が心筋こうそくの初期の段階である“狭心症”です。心臓の筋肉は酸素や栄養が不足してけいれんを起こたり、痛みを感じたりします。そして、次の段階の“不安定狭心症”は、動脈硬化が一掃進み、血管の壁がもろくなって破れやすくなった状態です。こうなると、ちょっとした動作で壁が破れやすく、いったん破れると壁の内側にたまったコレステロールが狭くなった血管内にあふれ出して血栓を作り、血液の流れを止めてしまいます。そこから先の筋肉へ血液が行き渡らなくなり、心臓の筋肉は死んでしまいます。これが最も恐ろしい“心筋こうそく”です。心筋こうそくは、何の痛みもなく、突然訪れることのある病気です。高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、肥満などの心筋こうそくの危険因子を1つでも少なくするような生活を送ることが大切です。塩分、脂っこいもの、甘いものなどは避け、普段から運動を心がけ、血管をしなやかに保つことが大切です。



●食生活で心筋こうそく予防

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 たとえ体が元気でも、タバコを吸ったり、運動をしないでいると、心筋こうそくになる危険は高くなります。無痛性の場合もあるので、いつ起こるかは分かりません。実際に心筋こうそくが起こり心臓が止まると、脳の細胞がどんどん死んでいきます。発作を起こした人の実に半分近くが、病院に到達する前になくなっています。
 心筋こうそくを予防するためには、食事も大切です。ビタミンA、C、Eを豊富に含んだ緑黄色野菜は、抗酸化作用があります。抗酸化作用というのは、コレステロールの酸化を防いだり、動脈硬化を予防する働きです。そして、ピリっと辛かったりにおいの強いピーマン、トマト、ニンニク、玉ねぎなどや、青魚は、抗血栓作用、つまり、血栓という血液のかたまりを溶かしてくれる作用を持っているので、血液がサラサラになります。
 例えば、サンマであれば、1日に半身程度食べれば、十分な効果が得られます。それから、大豆や大豆製品は、抗酸化作用と抗血栓作用の両方を持っています。豆腐であれば1日1/2丁、豆乳であればコップ1杯(200cc)程度を飲むと良いでしょう。甘いものを控えて、こういった抗酸化作用や抗血栓作用のある食品をとると、心筋こうそく予防につながります。そして、もう1つおすすめなのは、“コップ1杯の水”です。朝は起きてから3時間以内が一番心筋こうそくが起こりやすい時間帯です。起きてからコップ1杯の冷たい水を飲むと、血液の濃度が一時的に下がってサラサラになるので、心筋こうそくの予防になります。また、怒ったときや興奮したときなども心筋こうそくになる危険が高まるので、そういったときも冷たい水を飲むと自律神経の高まりを鎮め、血圧や心拍数の上昇を抑えるのに役立ちます。また、寝る前にもコップ1杯の水を飲むのも予防になります。
 飲酒については、適度であれば血管を拡げてくれるので良いと言われています。アメリカの学会の報告によると、ウイスキー、ブランデー、ビールの場合、1杯なら大丈夫だということです(3種類を1杯ずつではなく、どれか1杯です)。但し、飲みすぎは逆効果なので気をつけましょう。

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