2013/10/11

脱毛は遺伝? 環境?

 脱毛を"男性型脱毛"と、"成年型脱毛(仮称)"の2種類に分けてみます。男性型脱毛(若はげ)は男性ホルモンの影響で起こり、若年者、特に20歳過ぎから髪の毛が薄くなってきます。これは遺伝の影響が強いタイプです。それに対して、30歳代後半から50歳代前半頃から薄毛が目立ってくるのが"成年型脱毛"です。遺伝の影響だけではなく、ストレスや食生活などの環境要因が強いタイプです。
 抜け毛は、遺伝があるからといってあきらめる必要はありません。次に示すようなことに気を付けていれば、ある程度予防することができます(図2参照)。
1. 良質たんぱく質、ミネラル、ビタミンB群・E・A・Cを食事でとる
 髪の毛は硬ケラチンという硬いたんぱく質でできています。良質なたんぱく質をとることが、髪の毛を保持する基本になります。そして、髪の毛にとって必要な亜鉛を中心としたミネラル、血行や代謝を良くしてくれるビタミン類を摂ることが大切です。特にビタミンB2、B6、E、A、Cなどをとると良いでしょう。
2. 睡眠を十分にとる
 髪の毛は寝ている間に成長すると言われています。十分な睡眠をとり、髪の毛の成長を妨げないようにすることが必要です。また、睡眠不足になるとストレスもたまり、髪の毛に悪影響を与えると考えられていますので、その点からも十分な睡眠を心がけるようにしましょう。
3. ストレスをためない
 ストレスが髪の毛に与える影響というのは、まだ分からない部分が多くあるのですが、注目すべき問題だと思います。ストレスは、髪の毛に限らず様々な病気を引き起こしてしまいます。
4. 頭皮を柔らかくして血行をよくする
 毛根には、毛を作り出す"毛母(もうぼ)"と、栄養を与える"毛乳頭(もうにゅうとう)"があります。血液から毛乳頭に栄養が送られ、毛母細胞が活発に分裂して毛が成長します。したがって、毛を成長させるには血行を良くして、毛乳頭にしっかりと栄養が送られるようにする必要があります。
5. 洗髪で古い脂分を取り除く
 通常は皮膚の中の皮脂腺という部分から、毛穴を介して脂が出ています(図3参照)。これが溜まり過ぎると、ほこりなどの汚れと一緒になって酸化してしまいます。この酸化した脂によって毛根が炎症を起こしたりすると、脱毛につながります。皮脂の汚れは洗髪によって落とす必要があります。髪の毛が抜けるからといって、洗髪をしないでいると、脂がたまって余計脱毛が進んでしまう可能性がるので注意です。ただし過度の洗髪は皮脂を取り過ぎてしまうので注意が必要です。
 最近は育毛剤などの研究も進み、新成分も開発されています(図4参照)。すでに発売されているものとしては、"ミノキシジル"という成分があります。これは血管を拡張させて血流を良くする作用や、毛根の細胞を活発化する作用を持っています。その効果は75%以上の人にあると言われています。但し、使い方を間違えると不整脈が生じたり、血圧が下がったりということがあるので、注意が必要です。そして、今後出てくるであろうと考えられる成分には、"フィナステリド"というものがあります。これも75%以上の人に効果があるのではないかと言われています。前立腺等の治療に使われている薬で、男性ホルモンの毛根に対する働きを抑制する作用があります。したがって、一部の人には性欲の減退といった副作用が出てくる可能性があります。これらの成分は、男性だけではなく、ある程度高齢になってから起こる女性の脱毛にも効果があると考えられます。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント