2013/10/11

ゆるい靴やヒールの高い靴を避ける

 外反母趾というのは、足の親指(母趾)が体の外側に向かって反ってしまうものです。その代表的な原因としては、ハイヒールがあります。足の裏には、足の外側と内側に縦のアーチ、そして指の付け根から付け根を結ぶ横のアーチがあります。横のアーチは歩くときに衝撃を和らげるバネのような役割を果たしていますが、外反母趾は、この横のアーチが関係してきます。ハイヒールを履くと、体重が前のほうに大きくかかります。すると横の丸みを帯びたアーチがなくなってしまい、親指の付け根から足の甲にかけて骨が広がってしまいます。足先が広がった状態で前に体重がかかるような状態でつま先が細い靴を履くと、親指はより強く圧迫されてしまい、外反母趾になってしまいます。
 自分の足が外反母趾であるかどうかを正確に判断するには、通常レントゲンを撮りますが、自分の足の型を採ることによっても簡単に判断することができます。外反母趾は踏ん張ったときに状態がはっきりするので、踏ん張った状態で足の形を採ります。足形を採ったら、図5のように、足の親指に沿った線と、付け根の出っ張りからかかとを結んだ線が交差している部分の角度を測ります(図5参照)。この角度が15度くらいまでは正常です。15〜20度は軽症、20〜40度は中等症、そして40度以上になると重症の外反母趾であると言えます。
 外反母趾の人はゆるめの靴を選ぶ方が多いのですが、それはあまりよくありません。広がってしまった横のアーチが更に広がってしまいます。できるだけ、靴ひもやベルトで足首近くを止めることのできるデザインのものを選びましょう。この他にも、外反母趾の人が靴を選ぶときに気をつけることはいくつかあります。まずは、ヒールの高さについてのポイントです。ヒールが高いと指先に力がかかるので、高さは3センチくらいまでのものを選び、ハイヒールは避けて下さい。そして、ヒールの接地面が安定しているものを選ぶということも大切です。かかとにしっかりと体重がのるように、ヒールの先がとがったものではなく、地面に全体がつくようなものを選びましょう。
 次に、親指の付け根にぬい目がない靴を選ぶということです。パンプスなどのように履き口が広いと、履き口が親指の付け根の出っ張っている変形部分に当たってしまいます。変形している部分に刺激が加わらないような靴を選びましょう。
 こういったことに注意して靴を選ぶと、外反母趾の症状が改善されると思います(図6参照)。また、整形外科で受診して、医師に自分に合った中敷きを作ってもらうことも、有効であると言えます。
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