2013/10/11

■ニコチン依存のメカニズム

私たちの脳細胞は、興奮や鎮静、リラックスなどの精神活動を担う「神経伝達物質」を分泌しています。体内に入ったニコチンは神経伝達物質と同じ働きをするため、喫煙によって体に絶えずニコチンが供給されると、脳細胞は神経伝達物質をつくり出すことをやめ、ニコチンで代用するようになります。このため、血液のニコチン濃度が一定に保たれていないと、脳細胞の活動レベルが低下してしまいます。ニコチンは、体内への吸収が速い反面、体内からの消失も速いため、喫煙終了後約30分で、ニコチンの血中濃度は半減します。だから、喫煙常習者は、喫煙後しばらくすると、次の1本が吸いたくなるわけです(図1)。
 喫煙者がたばこを吸わないと、血中のニコチン濃度が下がり、「ニコチン切れ」から、ニコチンの「離脱症状」が起こります。主な離脱症状は、「異常にたばこが吸いたくなる」「怒りなど感情のコントロールができない」「落ち着きがなくなり、集中が困難になる」「脈が少なくなったり、立ちくらみを起こす」「食欲が亢進する」「まぶしく感じたり、焦点が合わなくなる」「昼間、異常に眠くなる」「便秘しやすくなる」「手先などがしびれる」「突然、落ち込んだ気持になる」などです。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント