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2017/10/03

ウンチに色がつくのはなぜ?

風邪をこじらせたある人が、いつものように排便をしていて、こんなことを思った。
「このところお粥ぐらいしか食べていない。しかも自分は梅干が苦手なので、塩で味付けした真っ白いお粥ばかり食べている。それなのに、なぜウンチには色がついているのか?」
 

口から入るときには白い色だった物体が、体から出るときには、はっきりと色がついているなんて、たしかに不思議だ。
 それはなぜかというと、ビリルビンという色素が関係している。この色素は肝臓でつくられる消化液の一種である胆汁に含まれている。
 肝臓には栄養分の代謝をおこなったり、有害な物質を解毒するなど、さまざまな働きがあるが、その中の一つに、古くなった赤血球を破壊するという働きがある。このとき、赤血球の中に含まれているヘモグロビンが分解され、ビリルビンという色素ができる。このビリルビンが胆汁の成分となる。そして肝臓でつくられた胆汁は胆のうに貯蔵され、十二指腸に消化物がやってくると、分泌されるしくみになっている。


 
つまり、ビリルビンが大便に色づけしているというわけだ。そのため、白いお粥しか食べていなくても、便となって出てくるときには、しっかりと色がついているわけである。
ちなみに、便の色で健康状態がわかったりもする。ビリルビンは、ウンチの酸度によって発色が変わってくるからだ。ちょうど、リトマス紙と似ていて、アルカリ性なら黒ずんだ茶褐色に、酸性なら黄色みを帯びたオレンジ色になる。肉類や脂肪類を多くとったり、腐敗菌が多くなると腸内の環境がアルカリ性になるため、ウンチの色は茶褐色から黒褐色になる。しかし、腸内にビフィズス菌や乳酸菌などが多く弱酸性の場合は、ウンチの色は黄色に近い色になる。この弱酸性のウンチこそが健康なのだ。

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