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2017/10/09

黄痘

お通夜などの席で、親族からこんな話を聞くことがある。

「故人は、お酒を飲みすぎて肝臓を悪くして、黄痘が出て体が黄色くなり入院。しば』らくして亡くな.りま雲した。あんなに飲まなければこんなこ、とにはならなかったのに……」
ここで、、ちょっと疑問がわいてくる。黄恒で体が黄色くなった、というけれど、日本人は、も、とも、と肌の色が黄色い。だから、黄痘が出たかどうかの判断がつかないのではないだろうか?、もし、そうなら怖いこ、とになる。黄痕が出ているこ、とがわからないため、病状が悪化してしまう可能性があるからだ。


しかし、どうもその心配はなさそうだ。父親を肝硬変で亡くした人に、よく聞いてみると「黄痘になる、と、全身がまるでレモンのように真黄色になった」というからだ。いくら黄色人種といってもレモンのように黄色い日本人はいないだろう。その黄痘だが、ウィルス性やアルコール性の肝炎、肝硬変、肝がんなどのときによく現れる。これは、胆汁に含まれるビリルビン、という黄色い色素が関係している。

ビリルビンは、ヘモグロビン(赤血球の中にあるたんぱく質で血色素のこと)が分解されたときに生じ、ふだんは肝臓から胆管を経由して十二指腸に分泌され、脂肪を消化しやすくする役目をはたしている。だが、肝機能が疾患などで異常をきたすと、十二指腸へスムーズに送られなくなり、血液中に混じってしまうようになる。そして、血液に混入したビリルビンが皮膚に付着すると、その部分が黄色に染まった状態になってしまう。これが黄痘というやつだ。
あなたの場合は大丈夫だろうか?もし、人から「最近、肌の色が黄色いんじゃないの」といわれ、気になるなら、一度、血液検査をしてみることをおすすめする。血中ビリルビン濃度が一叩/皿以下なら正常値。なんら心配ないが、それを超えるようなら要注意。二~三川/Ⅲ以上なら肝臓が完全にSOS信号を出していると考え、しかるべき治療をおこなおう。
また、黄痘は皮層よりも先に白目に現れることが多く、白目が黄色く濁ったようになるので、頻繁に鏡で白目の色をチェックしてみるのも方法だ。
もっとも、ミカンの食べすぎlカロテンの過剰な摂取でも皮層が黄色くなることもあるので、思い当たるフシのある人は、「黄恒が出た」とうろたえる前に、日ごろの食生活を見直すことから始めよう。








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