2013/10/14

患者はガイドラインをどう利用するか

ガイドラインは、胃がんの治療方法の種類とそれに適応するがんの状態、進行度別の治療法の選択などを示しています(図2)。主な標準的な治療法は、次のとおりです。
(1)粘膜にとどまっている早期がんで、直径2cm以下の場合……「内視鏡的治療」が推薦される。リンパ節に転移している可能性が極めて低いので、リンパ節切除は行わない。

(2)粘膜下層に広がっている早期がんで、リンパ節転移の可能性が低い場合……悪性度の低いがんなら1.5cm以下、悪性度の高いがんなら1cm以下の場合は、切除部分が少ない「縮小手術」が推薦される。

(3)リンパ節に転移し固有筋層にまで広がっている進行がんの場合……「胃の3分の2以上とリンパ節の切除手術」が推薦される。

 治療方針の最終的な選択権は、医師ではなく患者さん自身にあるので、患者さんが治療方法を選択するときに、このガイドラインが役立つと考えられます。もちろん、ガイドラインは標準的治療を推奨したものですから、治療は医師と患者さんの「インフォームドコンセント(説明と同意)」に基づいて行われるべきことはいうまでもありません。
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